ヒト・コト・モノとの絆を深める整理収納アドバイザー 河合善水です☆

公式HPより画像をお借りしました
映画「人生フルーツ」主人と一緒に観に行ってきました。
高蔵寺ニュータウンの開発に携わった建築家・津端修一さん夫妻の暮らしを撮り続けたドキュメンタリーです。
「これは見なくては!」と、夫婦でスケジュールを合わせて映画館に観に行く映画はわが家では珍しいことです。
それもそのはず、この映画の主人公であるつばた夫妻は、私たち夫婦の憧れの夫婦でした。
5年くらい前でしょうか、この本と出会いました。
すごく衝撃を受け、迷いなく購入して以来、繰り返し開いている本です。
時々夫婦の会話にも出てきたりします。
真似できることを少しずつ真似してきました。
つばたさん夫婦の素敵な、手をかけた暮らしを。
まだまだ小さなことしかできないわが家ですが、老後こんな風に仲睦まじく暮らせたらいいなと思う素敵なご夫婦。
馴染みのあった高蔵寺にお住まいという、親近感も大きいです。
修一さんの大切にしてきた言葉
「家は、暮らしの宝石箱でなくてはいけない」(ル・コルビュジェ)
暮らしに携わるお志事をさせていただいている私にとって、とても響く言葉でした。
帰りたくなる家。
帰るとホッとする家。
家というのは、家族みんなにとってそういう場であるべき場所だなと改めて感じます。
「宝石箱」
豪華な宝石ではなく、端から見て石ころのようなものだとしても、家族にとって宝物のように感じるモノ・コトで包まれた暮らしでありたいですね。
90を過ぎ、建築のお仕事からは随分と離れた暮らしをしていても、相談があればいつでもさっと道具を出せる状態にデスク周りと整えていた修一さん。
亡くなる直前、精神病院の設計のお手伝いをした姿、とても魅力的でした。
あんな風に、現役退いても自分が培ったモノで誰かのお役に立てたらなぁと、思います。
「時をためる」
この言葉もこだまします。
焦らなくていいのよと、言ってもらえた気がしました。
時間をかけて叶えること、育めることってありますね。
感想がうまくまとまりませんが、じわじわといろいろな思いがこみ上げる、すばらしい映画でした。
どんな時も修一さんを第一に、と暮らしてきた秀子さんのようにはなれそうにもないけれど、少しずつ真似させてもらおうと思います。
そこが夫婦円満の秘訣だと思いました。
人生フルーツ、とてもオススメです。