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ゲスい自分も好きになる

最近、たいわ仲間と話す中で出てくるキーワード「ゲスい自分」。

ゲスいってすごい表現だなと思っていましたが、わかりやすいのです。

自分の中に、嫌な自分がいます。

  • あの人嫌い!
  • なんであんなこと言われないといけないのー??ムカつく!
  • なにあの言い方!
  • 憎たらしい
  • 顔見るだけで気分悪い、会いたくない
  • あの人とはとにかく波長が合わない。噛み合わない。
  • あの言い方イライラする
  • 自分勝手でムカつく
  • 妬ましい

・・・などなど、改めて書いてみるといろいろ負の感情を感じてたことを思い出します。


でも、本当に「負」の感情でしょうか?

うれしい、しあわせ、ありがたい、・・・そういう感情が正の感情で、上記の感情は負?ほんと??


私は6年前、「感情には良いも悪いもない、全部自分の一部。大事。」と、ホメオパシーの先生から学びました。
その時衝撃的だったのを今でも覚えています。

それからというもの、私はどんどん変化してきました。
もちろん、その1回のお話だけの効果ではないけれど、それを機に意識的に自分を見つめるようになりました。


例えば友人や知人とメールや話をしていてムカッと来た時、それまでの私なら「何よ!」と相手を非難する気持ちが先走り、相手を攻撃する気持ちでヒートアップしがちでした。

でも今は全く違います。
「なんで私、この人にイライラしてるんだろうか?」と思います。

すると、いろいろ見えてきます。

  • 言い方(表現)が嫌だ
  • 一方的に決めつけられてる感じがするから、こちらの気持ちが理解されていないことでもやもやしている自分がいる
  • 自分が言ったことが思ったように伝わっていない感じがする
  • 相手の言うことが図星だから、素直に認められなくて苦しい自分がいる
  • 単純に最近忙しくて頭がいっぱいだから、余裕がなくてイライラした
  • 相手と価値観が全然違うから、そこを埋めるために話し合いが必要とわかり、気が重い

などなど、こんな風にいろいろ自分の思いがあることが見えてくるんです。

そうなると、全く相手にイライラしなくなる。
全部自分の中に答えがあるから、あとは自分と向き合い、どう行動するといいか見出すだけ。
そこはちょっと、時間をとって見つめる作業が必要。よくノートに書き出してました。今でもたまに書きます。

そういう生活を6年もしてきたし、たいわを習ってからだの声が早く確実に聞けるようになったから、今では頭の中でその都度その都度処理できるようになってきて楽になったけど、これはトレーニングだと思う。

整理収納を深めていくにつれて、モノを「いる・いらない」「よく使う・あまり使わない」などと選択の連続なので、これも脳とからだとのたいわのトレーニングになっていて頭の回転が早くなるのも関係している。

とにかく、やるしかない。やればやるほど楽になる。やならければ変わらない。


私はほんの少し前まで、「すごい嫌な奴」でした。自分が嫌いで嫌いで、だから死にたいって時々思うこともあった。変わるための努力からの逃げでした。
どうしたら自分を好きになれるかわからなかった。苦しかった。性格のいい人に憧れる反面、ゲスい自分に嫌気がさしていた。
まわりにいい顔ばかりして、「優しそう」「怒らなさそう」と言われるたびに、本当はゲスい私なのにと、余計に苦しかった。

でも、ゲスい自分もOKって思えるようになった!
だって人間だもん。喜怒哀楽、すべての感情があってこその人間。
からだという、肉体を持っている以上、喜怒哀楽すべての感情を感じられるのである。肉体がなかったら感情がないんだって。
からだがあるから疲れてイライラするし、重くて気が滅入ることもある。逆に、嬉しくて涙が出ることある。楽しくてはしゃぐ日もある。
全部あるから楽しいの!


それに気づけたら、あとは「ゲスい自分」が垣間見えた時にどっぷり味わう。
「あ〜私今ゲスいな〜〜笑」って認めちゃうと、からだが喜ぶ。「わかってくれてありがとう〜!」と言うのです。

そこに気づいて欲しいから、目の前に自分をイライラさせる出来事が起こるのです。
だから自作自演ってこと。


最近も、友人や知人との間でムカついたり、相手が私にムカついてるのがわかることが起きました。
それがメールだったりするとややこしいから、本当は直接話すのが一番いいけど、言いにくいことを対話するって結構ハードル高い自分もまだいる。そのハードルを越えてまで相手とがっつり向き合いたいか?ということも見えてくる。
でもとにかく、自分のゲスい部分を見つめさせてもらえて、大切なことを思い出し、気づき、手放すことができるから、相手に「ありがとう♡」になるのです。
だから、自分にとって嫌いな人にもありがとうって思える。ほんとです。時間はかかるけど。

どうしてムカつくのか掘り下げてみていくと、大抵、幼少期にさかのぼります。
母親にかまってもらえなかった寂しさとか、小さいころいじめられたことで気持ちを抑える癖がついてたとか、何かしらあるものです。それをインナーチャイルドという人もいて、小さなころの傷ついた「わたし」がまだからだの中にたくさんいると、似たような出来事があるたびにその子が泣くのです。「もうわたしをこれ以上いじめないでーやめてー」って。だから反射しようとしてイライラして跳ね除けようとするのです。

でもそれを続けていたら、からだ壊れますよね。うつ病がいい例です。
わたしもうつ病で2年くらい服薬してた時期もあったからわかるんです。
精神科の病棟で看護師をしていたから、心の病を抱える人々をたくさん見てきたしね。

でも言えることは、「薬では治らない」。
治せるのは自分しかいない。
というより、「治す」のでもなく、ただただ「自分に戻る」ということ。
カウンセリングも、自分の中にあるものに気づくためのアプローチですよね。

本来の自分に戻る。

長年身にまとってきた鎧を脱いで、ピュアなわたしに戻す。

身軽になったら、何を着たいかが見えてくるから!

鎧の上からドレスを着ても、着心地悪いし、美しくないよね。
鎧を脱いで素敵な服を着たら、シンプルな服でも美しいし軽やかだよね。


わたしも、今そこをイメージして鎧をたくさん脱ぎ取ってます。
思っていた以上にたくさん着ていたことに気づき、「マトリョーシカか❗️」って自分に突っ込みたくなる(笑)
それでやけに、マトリョーシカが目に止まるんだな。。。

たいわひとの仲間と会っていると、こういう話が当たり前なんです。
だから、会ってたわいもない話をしてるだけでも、不思議と自分らしくなっていけます。ありがたい仲間です。


最近わたしと会う人たちも、
「善水ちゃんと話してると前向きになれるわ〜ありがとう!」
「話してたら大事なことに気づけたよ〜ありがとう!」
などと、勝手に感謝してくれるようになりました。

わたしには「はて?」って感じですが、ヨカッタヨカッタ♡

そんな自分になれたのも、半年くらい前からかなと思います。
ちょうどたいわひとになった頃からですね。
それまではもう、いろいろありましたから!
今でもまだちょこちょこあるけど、大変とは思わなくなった。今度は何かな〜と思うだけ。


ふと思い立って綴りたくなった今日のこのつぶやき。
誰かを意識したわけでもなく、ただただ湧き出てきた思い。

これを読んでちょっとでも意識がいい方に向く方がいてくれたらうれしいなって思います。

ゲスいわたしも好きになろう♡




by danslesmimosas | 2015-11-28 23:00 | mimosaのつぶやき

元精神科看護師・うつ・引きこもり主婦を経て、2013年より整理収納アドバイザーとして活動。片づけや様々な悩みを抱える100名以上の受講生に寄り添い続ける中で、望みの人生に向かうには「脳の活性が不可欠」と知る。現在は心のとお部屋の片づけコンサルタントとして活動中。


by 河合善水(よしみ)