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映画「エール」を観てきました

一緒にプロヴァンスを旅した同じ感性を持つフランス好きの友達に教えてもらい、すぐにピンと来て「これは観たい!!」と思い、突如豊橋までレイトショーを見に行ってきました。

映画「エール」。
ポップでキュートでお茶目で楽しい、これぞおフランスなコミカル映画だ♡とワクワクしながら観進めるも、次第にじーんと胸が熱くなるシーンへ。
自分以外の家族(両親と弟)はみんな聾唖者という、耳が聞こえる唯一の主人公の担う役割は大きく、自分のことは抑えて家族のためにと今までは生きていた。とても心優しくて、家族思いで、家族仲もすごく良い。
楽しい家族シーンからも、教わるものがたくさんありました。

でもひょんなことから学校のコーラス部に入り、歌の才能があると知り・・・!
そこで自分の内側と向き合い、家族とも向き合っていく様が、切なくも美しく、でも確実に主人公だけでなくまわりも変容していく姿に涙が止まりませんでした。
主人公やコーラスの仲間たちの美しすぎる歌声も魂に響きウルウルします。

「自分らしく生きる」こととは?と語ってくれている、まさにこの時代ならではの映画。
自分と重なる深いものを感じました。


大好きなフランスの田舎町の、酪農家という美しい舞台も見ものです。
美しく魂に響く歌声と、美しい響きのフランス語が楽しめる、絶賛のフランス映画です。もう一度見たいです☆

ミニシアター系の家族や暮らしを描いたフランス映画が大好きですが、中でもこの映画はかなり好みです♡
久しぶりにCDも買っちゃいました。サントラです。

ユナイテッドシネマ豊橋で上映中です。


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この映画のことは一昨日知り、上映スケジュールを検索したら上映時間が少なく、もうすぐ終わってしまいそうな気がしたので、今週見に行ける日の候補を手帳に書き込むと、今夜か明日しかないことがわかりました。

日中仕事に没頭していたらすっかり忘れていて、夕食後一息ついて手帳を見返したとき気づきました。

子供とお風呂に入っている主人に恐る恐る「今から映画に行っても良い・・・?」と聞いてみると、「えぇ?」と最初は怪訝な顔をされましたが、事情を話すと受け入れてくれました。本当にありがたかったです。

子供にも話をし、少し遊び相手をしてから急いで出発しました。

久しぶりの夜のドライブ30分。バイパスを走り飛ばしました。

最近片づけ祭りですべてのCDを整理してあったので、独身時代に聴いていたフランスの音楽や、ポチカートファイブなどのCDを久々に聞きたくなり、車で流しました。

夜のドライブで聴く音楽は、まるでコンサートホールで聴くような感覚になれます。
20代半ばに聴いていた音楽を聴くことで、あの頃のことを思い出しました。楽しかったことを。

結婚して妻になった途端、「夜出歩くものではない」「お金をあまり使ってはいけない」などと自分で勝手にブレーキをかけ、家にこもりがちになってたなと気づきました。

世間的にもそういう価値観があるとは思うけど、自分が自制してきてたんですよね。

ほんとに、子持ちの主婦が夜映画を見に行ってはいけないのだろうか?

そんなことはないですね。

妻となり、母となった以上、妻と母の役割が増えたので、その役割は最低限担わなければいけないけど、その上で時間を作って出かけるのは、家族の協力が得られればOKだと思う。

そうやって好きなことを楽しませてもらうとそのありがたみがとてもよくわかり、今度は主人が出かけたいときに快く「行っておいで」と言えるようになる。
お互いに気持ち良く送りあえたら、平和ですよね。

そこに至るには、夫婦でいろいろ話し合ったこともあり、必要なプロセスだったなと思います。
今も、まだお互いに自分の中に作り出した概念があり、そのせいで相手に不快感を感じることもあり、ときには喧嘩になることもあるけど、それも必要な過程だと思います。


1100円でこんなに満ち足りることができ、たくさんの気づきもあり、明日からまた頑張ろうって思います。
家族がいても、だんだんと好きなことができる生活になり、本当にありがたいなと思います。

by danslesmimosas | 2015-11-19 01:08 | mimosasの日常

元精神科看護師・うつ・引きこもり主婦を経て、7年間整理収納アドバイザーとして活動。片づけや様々な悩みを抱える100名以上の受講生に寄り添い続ける中で、望みの人生に向かうには「脳の活性が不可欠」と知る。現在は「脳大成理論」という可能性教育の認定講師等をしています。


by 河合善水(よしみ)