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ファッションと向き合う〜主人のことと、私の買い物編〜

今日は午後からときめき体験セミナーのために岡崎に行ったので、その後岡崎イオンモールに秋冬服を見に行く予定でいました。
子供を主人に見てもらっていたので、夜まで買い物に行ってもいいか聞いてみると「ゆっくり見ておいで!」と快くOKしてくれたのです。とてもありがたいことだな〜と、幸せに感じました。

というのも、主人も私以上にファッションが苦手。百貨店や専門店に入るのはとても抵抗があり、ユニクロや無印、地元のショッピングセンターでささっと「済ます」という、洒落っ気のない人でした。
そんな彼が私の指導のもと、洋服の整理収納をしたことがあり、自分はどんな服が似合うかわからないから買いに行くのがめんどくさいことに気づいたんですね。
それでもサラリーマン時代は困ることはほとんどなかったので、そのまま通り過ぎてきました。私も自分のファッションセンスすらないので、男性ファッションなんてもっとわからなかったですから、自分の好みのものが無印で見つかった時に主人に買って着せているような状態でした。

それからだいぶ月日が経ち、主人も事業を始め(カズマデザイン)自分の目指す事業家としてのファッションについて考えるようになりました。事業家というと固いけど、自分らしい姿、カズマデザインとしあわせの庭として提案している暮らし方のイメージに合うスタイルを自分も装いたいと思うようになり、そのためにはプロの指導を受けるしかないと気づき、数ヶ月考えた末、ついに決心して名古屋のc-collectionさんに申し込んだ所なのです。(来週、パーソナルカラー診断と、買い物同行をお願いするそうです)

私がファッションと向き合っていることに影響を受けてそのような行動に出た彼でしたので、今日買い物に行くことに快諾してくれたというわけです。やはり自分が本気で決めて取り組んで向き合っていると、その姿を一番そばにいる家族はちゃんと感じてくれていて、刺激を受けたり、応援してくれるものだと体感しました。

実は今日は保育園の保護者会役員として午前中廃品回収の回収係をしたので、朝から肉体労働で疲れ気味だったのですが、その後ときめき体験セミナーに行き、さらに買い物まではハードかな!?と思いつつも、直近のスケジュールは満杯で買い物に行く余裕がなかったので、だんだんと涼しくなってきた今、この秋冬着まわせる数パターンの洋服を買い揃えておきたいと思い、出かけたついでに行くことにしたのです。

岡崎イオンは時々行きますが、ブランドのことなどよくわからないので、前夜にネットで調べて、回りたいお店をチェックしておきました。
目的は、濃いめのグレーのVネックのニット(ウール100%)と、コートと、薄手の羽織りものを探すことでした。

ときめき講座の会場であった岡崎のりぶらの駐車場に30分早めに到着したので、りぶらの近くにあるシビコの中に洋服店がないかスマホで検索してみるとPAGEBOYが入っていることがわかりました。

独身時代時々のぞいていたお店だったので懐かしくなり、最近のPAGEBOYのお洋服はどんなラインなのか?と閲覧してみると、
探していたイメージに近い気になるカーディガンが見つかりました。

そこで、セミナー終了後に勇気を出して向かいました。そう、勇気を出して(笑)
行ったことのないお店に入るのは、緊張するのです。特に洋服の専門店は店舗サイズが小さいので、店員さんとの距離が近く、視線が気になったり声をかけられたらと思うとドキドキして落ち着かないのです。
なんとなく手に取った商品一つ一つに声をかけてくる店員さんがいるお店なんかは、面倒で嫌になっちゃいますね(^^;)
幸いPAGEBOYのそのお店の店員さんは適度な距離を取ってくれる方だったので救われました。

店内を1周ぐるりと回り、試着してみたいものを決めました。試着って何度もすると疲れますよね。
スマホでチェックしたカーディガンはイメージ通りだったのでそれと、もうひとつ気に入るコートがあったのでそれを。

流れでコートを色違い、サイズ違いで試着し、オフホワイトのコートを買うことにしました。
おぎやはぎの矢作さんに似た雰囲気の、ちょっとお調子者な感じの男性店員さんだったのですが、その白いコートと、色違いの淡いグレー、濃いグレーの3つで迷った時、「どれもいいですね」と曖昧な言い方をするので「そんなはずはない、嫌だな〜」と思い、自分では白が一番似合う気がしたのでもう一度白を着て、彼の意見を聞きました。他の色より声の調子が高い気がしました。そこで「正直に言ってくださいね。本当にこの白いコートが私に似合うと思いますか?」と聞いてみると「本当に思います!可愛らしいです!」と言ってくれて、自分の中でもOKが出せました。
さらに「このコートにはどんな服を合わせたらいいですか?」と聞いてみると、いくつか中に合わせるニットを持ってきてくれたり、マフラーを合わせてくれました。自分では着ないようなニットを合わせてくれたことで、持ってるテイストとの違いがよくわかり、とても参考になりました。

お目当てだったカーディガンは着てみたら肩の位置が低くてラフすぎたのでボツ。「私は肩の縫い目の位置が肩に合う、カジュアルな中でもきれいなラインが好きなんだな」と気づけました。もちろんドルマンスリーブのようなデザインも似合えば好きですけどね。
ちなみにその店員さんは「これもかわいいですよねー」と褒めてきましたが、私的にはNON!(フランス人的に♬)だったので、「コートをいただいて、これはやめておきますぅ〜♡」と笑顔で断れました。

そんなときめきで選んだコートは、あとで値段を見てびっくり、すごく安かったんです。
自然素材が良かったのでウール100%にこだわってましたが、残念ながら化学繊維でした。でも聞いてみると「ポリウレタンが2%入っているんだけど、ポリウレタンはゴムの材料なので、ゴムのように生地がぎゅっと詰まっていて、外からの風が入りやすくしてあるんです」と教えてくれました。なるほど。
触った質感や見た目の生地感もウールに劣らず、軽くて気に入ったので買いました。
先に値段を見ていたら「安すぎるからいやだな」と先入観でスルーしまったと思うけど、ときめきで選んだものが結果的にお値打ちだと得した気分です。浮いた分、他のアイテムにお金が回せてラッキー。ときめきでものを選ぶと、結果的に経済的だと体感した一件でした。


続いてイオンへ。到着した時にはすでに18時半を過ぎており、仕事帰りの独身女性の気分を思い出しました。
数日前にも夜洋服を見に出かけたことがあり感じたことですが、私は夜ふらっと出歩くのが結構好きだったことを思い出しました。「母だから妻だから夜出かけるものではない」という無意識の思い込み(概念・囚われ)があったことにも気づきました。
やることをしていて、家族の理解も得られれば、夜出かけてもいいですよね!

過去に親やお姑さん、出会った人に言われた言葉がひっかかってそういう概念が知らず知らず出来上がっているだけで、作り出したのは自分。それを言った人たちは、たまたまその時思ったことを言っただけで、それは言うなれば「点」。なのにその「点」を引きずって長い自分の人生に「線」として生かしている(ある意味殺している)のは自分…。自分がかわいそうですね。
私もそのことに気づきました。

イオンに行くと、結局無印良品で服を買ってる自分がいました。「無印の服ばかりなんです…もっと上質な服を買えるようになりたい」と先日鈴木紗友美さんのセッションでもお話ししましたが、無印=安いから買ってるのではなく、無印の服が好きだから買ってるんだと気づけたので、「私は無印の服を好きだから着ている」と堂々と自分の中で思っててOKだと気づきました。

カシミアのニットが本当に気持ち良かったので、いくつも試着した結果、ニットとカーディガンを1枚ずつ買いました。
他にも着てみて気に入ったウールのニットがありましたが、「持っているあのスカートと組み合わせて似合うか?」の問いにOKが出なかったので、一旦保留にしました。家に帰ってみて合うと思えばまた買いに行けばいいし、何日経ってもまだ欲しいと思う気持ちが変わらなければ、そのスカートを履いてまたお店に行けばいいと思います。
その時売り切れてたら不要だったということだから、執着しない。

この時点で十分満足してましたが、まだ時間があったのでチェックしていたお店を中心に見て回りました。
アジアンショップで手紡ぎの手編みのウールのカーディガンを試着したら気に入り迷いましたが、「即決できないタイプなので考えてまたきますね♬」と店員さんに伝えると「全然いいですよ〜」と笑顔で見送ってくれました。

また別のお店では、探していたイメージに近い濃いグレーのニットを見つけたので試着してみると、「あともう一歩、惜しい!」というところでした。裾に入ったスリットがない方がいいと思ったこと、もう少し生地が厚いといいこと、やはりニットは化繊ではなくウール100%の方が暖かくて心地よいことに気づきました。

店員さんの「いかがでしたか?」の問いに「惜しい!って感じです‼︎」とちょっと可愛らしく答えると「惜しいですか〜‼︎でも試着してくださってありがとうございます♡」と言ってくれました。そうなんだ、試着するだけでも、お店としてみたら有り難いんだ…そうだよね、商品に興味を持って、買おうか検討しているということだもんね。それに気づいたら、堂々と試着してOK。堂々と断ってOKなんだと、お腹の方から声が湧いてきました。

店員さんが苦手だと思うのは自分の中に理由があることを改めて気づけた日でした。
イオンを出たのはなんと21時。夕食も食べず、休憩もせず、よくがんばりました。
疲れたのは体ではなく、頭の方でした。家にある服を思い浮かべながらコーディネートを考えたり、何を買う代わりに何を手放すか決めたりする判断に労力がかかりました。
それはトレーニングだと思うので、今までしてこなかった私は人一倍かかるのは今は仕方のないこと。でもここを逃げずに取り組めば、だんだんと判断が早くなり、洋服選びや買物が上手になると想像できました。
「自分らしいファッションを楽しむ」が叶えたい暮らしのイメージなので、そのイメージを叶えるためにどんどん行動していきます。

これは家を片付けるのと同じことです。
私が洋服にこうして取り組めているのも、自分自身何年も前から洋服の整理をしてきたおかげです。
あの時本当に頑張って良かったと思っています。

ときめき体験セミナーの先生も、「片付けを通してそうして向き合う時間がとても大事です。すばらしいです」と褒めてくださったのが自信になっています。
やはりプロの言葉は支えになりますね。

私もそんなプロを目指します。




by danslesmimosas | 2015-10-17 22:52 | 私のモノ選び

元精神科看護師・うつ・引きこもり主婦を経て、7年間整理収納アドバイザーとして活動。片づけや様々な悩みを抱える100名以上の受講生に寄り添い続ける中で、望みの人生に向かうには「脳の活性が不可欠」と知る。現在は「脳大成理論」という可能性教育の認定講師等をしています。


by 河合善水(よしみ)