2013年 12月 09日
単発お片づけレッスン

今日は単発のお片づけレッスンに伺いました。はじめて訪問するお宅です。
「暮らしを楽しむ会」のお客さまが「一度家を見て欲しい、アドバイスして欲しい」と依頼を下さったのです。はじめてお話を伺った時は家を建てたメーカーとのトラブルが相次ぎ、思うような間取りができなかったり、営業マンとのやりとりで何度も不快な思いをされたそうで、その悲しい思いが今も心に留まり家を愛せず苦しんでおられる様子でしたので、私の力でどの程度改善できるか正直不安でしたが、訪問してみるととってもステキなお宅で、工夫次第でもっとステキになることが分かり,アドバイザーとしてはホッとしました。
2時間の訪問では,初回訪問ではお話をじっくり伺うことでほとんど終わってしまい片付けまでは至らないものなんですね。たかが片付け、されど片付け。「片付かない=モノと自分との関係に片がつかない」ことなので、それには心の深い部分と繋がっているからです。そこを理解して片付けを勧めて行く必要があるため、お話は大事。
今回は単発でのアドバイス、のご依頼でしたので、お話をじっくり聞いた上で、一カ所だけお試しでお片づけレッスンをさせていただきました。何年も手つかずだった思い出品を詰めたボックス(写真○印のもの)の整理。整理とは区別することです。
一度はこの中身をすべて出し、ジャンル別に分け、要らないものは処分!
ポイントは「すべて出す」。すべて出すことで「こんなもの入ってた〜〜」ってモノが出てくるんです。そう、忘れられていたもの=不要なもの。
お客さまも、そんなものを見つけることができました♪(すばらしいですね!)
仕分けたものは、あるべき定位置に収めるのですが、まだ定位置が作れていない場合は、分かるように仕分けた状態で一旦箱などに入れ保管し、同じようなジャンルのものを整理し、それを収める定位置をどこに作るか決めてから一緒に戻して行きます。
大事なのは「整理」=「区別すること」
これにとても時間がかかりますが、一番大事なところです。極端な話、今の自分に必要なものだけ残して収納すれば、スッキリ収まりますよね。
「何を捨てるか」よりも「何を残すか」という視点で進める方が早かったりします。
そういう私自身も、なかなかモノを手放せないタイプのひとりなのでエラそうなことを言える立場でもないのが本音ですが、立場上お客さまには手放せるように促して行きます。そうすることで「私も手放そう!」と思え、だんだんとうちの中もモノが減ってきています。ありがたいです。
勇気を出してお片づけレッスンを依頼されるお客さま、本当にすばらしいなと感心します。家の隅々まで見せて下さるのですから・・なかなかできることではないですよね。
そこまでして「家を変えたい」と思う気持ちが本当にすばらしい。私はいつもその決意と勇気に心を動かされています。
今4件のお客さまのお片付けを担当させていただいています。たくさんのことを学ばせていただき,本当にありがとうございます♪

乾燥したものと生のものを頂いたので、ハードなたわしとソフトなたわしが作れそうで楽しみです。
Kさまありがとうございました♪
引き続きお片づけ頑張ってくださいね!